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硫黄島からの手紙

今日は土曜日ですが、仕事をしてました。
だいたい第2と第4土曜以外は仕事です(^^)

で夕方から、家族で「硫黄島からの手紙」を観に行ってきました。
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硫黄島2部作の前作「父親たちの星条旗」を観ていたので、ぜひともみたいと思っており、息子も「いつ行くのん?はよ連れてってよ」とせっつくもので、今日思い立って行ってきた次第です。

映画は米軍の圧倒的な戦力の前に、5日で終わるとされた戦いを、日本軍としては異例のトンネルを掘って作った地下要塞によるゲリラ戦で、36日間にも及ぶ激しい戦いに変貌させた栗林中将を初めとする、日本軍の視点から描かれています。

当時、潔く死を選ぶことが軍人としての本懐とされていた戦場で、家族のために最後まで生きて戦い抜くことを命じた栗林中将。
そして、アメリカ人からも「バロン西」と尊敬されていたと言われる、西竹一中佐、あくまで軍人らしく玉砕しようとする将校。
戦争の残酷さ、偏った思想や教育の恐ろしさ、そしてどんな状況の中でも自分が正しいと思ったことをやれる人、そうでない人・・・
『戦争は悲惨だ』なんて、ありきたりの言葉では、すませられない、いろんな思いが胸につかえたような感じで、見終わった後、言葉が出ませんでした。

先日の阪神淡路大震災の日にも思ったことですが、こういう尊い犠牲の上に、今の私たちの豊かな生活があるということ。
そして世界では、今も戦火に苦しむ人たちがいると言う現実。
争いや、憎しみの無くなる日は来ないのでしょうかね・・・

それにしても、クリント・イーストウッドという監督はすごいです。
この映画全編に流れる、独特の雰囲気は、監督ならではだと思います。