カテゴリー

open all | close all

Gallery

DSC05492 DSC01442 nagominotou12-1 DSC00777 IMG_4930 IMG_5056


『僕らは冬の知床で』加藤 俊寿

知床に行きたくて、いろいろ調べていて出会った本。

加藤俊寿さんの『僕らは冬の知床で』

著者の若い頃の体験を元にした、私小説とも言うべき作品です。

やや内気で人付き合いがあまりうまくない主人公、”佐藤”が大学卒業を前に 冬の知床へ一人旅に出ます。

そこでの地元の人たちとのふれあい、滞在したユースホステルでの仲間との 出会い。 ほのかな恋心。

夜はいろり部屋で仲間達と酒を酌み交わし、昼は美しい雪景色の中を

「『僕らは冬の知床で』加藤 俊寿」の続きを読む

『風のまじむ』原田 マハ

原田マハさんの『風のまじむ』。

沖縄とお酒が好きな方におすすめです(^_^)

主人公まじむが、沖縄産(南大東島産)のサトウキビを使って、 純沖縄産のラムを作ろうと奮闘する物語。

解説には、「本当にあったサクセスストーリー」となっていますが、 ビジネス主体のギスギスした物語ではなく、むしろほのぼのと 明るく、優しい気持ちにさせてくれるお話しです。 登場人物が、いい人ばかりなのは、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」に 通じるような感じです。

「『風のまじむ』原田 マハ」の続きを読む

『星を継ぐもの』シリーズ

少し前に、『アルジャーノンに花束を』のことを書きましたが、 アマゾンで、その本の所を見ると『星を継ぐもの』と言う本が、 おすすめされています。

レビューの星も多く、面白そうだったので、買ってみたところすごく面白い。

SF小説ですが、派手なアクションもなく、ほとんどが研究所の中での 人類の起源の謎を解明していく、と言うものなのですが、何というか その向こうに、果てしない宇宙の広がりと、時間の流れがあって 興味が尽きません。

これは面白いわ!

「『星を継ぐもの』シリーズ」の続きを読む

アルジャーノンに花束を

『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)を読みました。

有名な本で、タイトルはよく聞いていたけれども、恋愛小説か何かだと 思って読んだことがなかったのですが、すごく良かったです。

32歳になっても幼児の知能しかないチャーリイ・ゴードンが、手術により 天才、それも超天才になります。

しかし、そこに待っていた物は、自分が賢くなったら訪れるだろうと思っていた 世界とは違っていました。 今まで分からなかったこと、見えなかったことが、理解出来るようになり、、、

本当の幸せとは、優しさとは、知性とは、友情、家族、いろいろ考えさせられる

「アルジャーノンに花束を」の続きを読む

アメリカ彦蔵

アメリカ彦蔵(濱田彦藏)という人物をご存じでしょうか?

幕末に、難破漂流後、アメリカへ渡り、やがて帰国して活躍した 人です。

「羆嵐」以降、吉村昭の本が面白く、「漂流」「アメリカ彦蔵」と 読み継いできたのですが、どれもすごく面白い。

特にこの「アメリカ彦蔵」

主人公の濱田彦藏は、なんと加古郡播磨町の生まれなんです。 明石のすぐ隣の町・・・こんな近くにこんな人がいたとは! と驚きました。

「アメリカ彦蔵」の続きを読む